ロボット,生物学,それを取り巻くコンピューターサイエンスがおもしろそう
私は最近ロボット工学にのめり込んでいる。といってもコロンビア大のedXの講義を取っていたり,
あとはフリーのPDFが提供されているいくつかのRoboticsに関する教科書を斜め読みしているだけだけれど。
まず,どうしてロボット工学を学び始めたのかというと,まあ学部がそういうところというのもありつつ,単純に面白そうだから,未来がありそうだからっていうのがある。
とりわけ何が面白そうなのかっていうと,ロボットというのは総合芸術なので,どんな分野にも接続できるっていうのが個人的にはとっても大きな魅力に感じている。例えば,人型のロボットを作ろうとすれば,必然的に人との関わりに大きく関連するので,心理学や哲学といった分野が絡んでくるし,ロボットの材質をバイオ的にしていったら,もちろん生物学が絡んでくる。また,ロボットといえば当然知能といったところにも直接的に繋がってくるので,そうすれば今学んでいる神経科学ももちろんConnected。さらには,これは当然の話だけど,ロボットはつまりコンピューターなので,コンピューターの発展はすなわちロボットの発展でもあるし。
(個人的に安全ロボット学の教授と話した時に,これからのロボットは生物学が必須ですよねと聞いてみたら,まさにその通りだよと言われたので,神経科学なりを勉強し始めたっていうのもあったりする)
未来がありそうってのも同様で,オートメイテッドなロボットがこれからどんどん増えて行くので,ロボットというものの多様性もどんどん増加して行くと思っている。ドラえもんもまだ生まれそうにないしね!
さらに,ロボティクスを学び始めて実感できたのが,数学というツールの重要性。もちろん機械学習なりを少しかじった時点で,例えば線型代数とか確率論の重要性には気づかされたけれども,さらにっていう感じ。
例えばロボットがカメラから物体を認識しようとするときには,物体の座標を,カメラから見た座標と,ロボットの移動部分から見た座標で相互に変換する必要があるのだけれど,そこの変換において線形代数も偏微分もバリバリ使うし。さらにロボットが移動するときに,障害物を避けるように移動をしようと思ったら,その移動ルートを導き出すために確率的に(ランダムに)ルートを探索して,障害物にぶつからないようにうまく避けるとか。
工学部なら,こういうところも数学の授業中にちょくちょく交えてくれたら嬉しいのになと思ったりなどした。(ヤコビアンってジャコォビアァンって発音するのだね,英語だと)
オンラインコースさまさまですよ。
あとは,こういう学習記録をしっかりとつけるようにしはじめたのだった。
edX-Robotics学習記録@たかくん.pdf - Google ドライブ