【Courseraで神経科学を学ぶ(2)】脳の構造を側面から、底面から、断面から細かく見てみよう!
WEEK2に入ってみて気付いたのだが、このMedical Neuroscienceという講座は、機械学習の講座と違って身につけるべき細かい知識が大量にあるので、週ごとに区切るよりもトピックごとに区切ることにした方がよさそうだ。
というわけで、今回はWEEK2の中の脳みその解剖学的な分類のお話。
- Lateral Surface of the Brain(脳の側面)
- Medial Surface of the Brain(脳の断面)
- Ventral Surface of the Brain(脳の底面)
Lateral Surface of the Brain(脳の側面)
まず、脳の側面から見ていく。
Cerebrum(大脳)
大脳は大きく下の4つの領域に区別される。
Frontal lobe(前頭葉)
前頭葉。大脳を側面から観察した時に、一番前方にある部分。4つの領域の中で最も大きく。
Parietal lobe(頭頂葉)
Temporal lobe(側頭葉)
Occipital lobe(後頭葉)
後頭葉。一番後ろ側にある。
更に、脳のしわで細かく領域が分類されている。脳のしわのことをsulcus,(その中で特に大きなシワはfissure)といい、脳のしわとしわとの間のでっぱり部分をgyrusと呼ぶ。下の画像は完全な分類ではなく、ところどころ曖昧さは残っている。
Medial Surface of the Brain(脳の断面)
次に、脳を真ん中でぶった切った断面から見てみる。
Forebrain(前脳)
脳の解剖学において、一番外側の部分に存在する脳のこと。prosencephalonともいう。下の図の通り。
Midbrain(中脳)
下の図の通り。mesencephalonともいう。
Hindbrain(後脳)
下の図の通り。rhombencephalonともいう。主に下の3つの組織が含まれる。
Cerebellum(小脳)
小脳。運動機能に関して重要な役割を担っている部位である。また、様々な認知機能にも関わっている。
Pons(橋)
中脳の下、延髄の上、小脳の前方に存在する、脳幹の一部である。睡眠や嚥下、聴覚や味覚など様々な機能と密接に関わる。
Medulla oblongata(延髄)
橋の下に存在する脳幹の一部。不随意運動に関わる領域であり、呼吸や心臓の鼓動、血圧などと密接に関わっている。
Brainstem(脳幹)
脳幹。
更に、脳の断面の詳細な図。例のごとくこれが全てではなく、曖昧な分類。
ここでは、それぞれの部位の分類のみに留める。(紹介しない)
Ventral Surface of the Brain(脳の底面)
最後に、脳を下から覗いてみる。ここから方針をちょっと変えていて、下の画像に乗っている用語を全て挙げてみている。
Olfactory bulb(嗅球・きゅうきゅう)
においの情報を伝達する神経。
Optic nerve(視神経)
視覚情報を網膜から脳へと伝達する神経。
Optic chiasm
視神経がクロス状(Xの形)のようになっている部分のことをいう。
Mammillary body(乳頭体)
2対の小さな丸い形状の組織で、間脳の一部である。
Cerebral peduncles(大脳脚)
Midbrainの前方にあり、Ponsの前方から生じている長い組織。(図では隠れていて全体が見えていない)
Pons(橋)
同上。
Medulla oblongata(延髄)
同上。
Medullary pyramids
2対の延髄のお山状の構造。90%くらいMotor Fiberで構成されている。
Olives
Medullary pyramidsのわきにある楕円形の構造。
それぞれの構造の機能については分からないことだらけなので、これから追記していく。(もしくは新しい記事をどんどん出していく)
自分の知識の整理のためにやっているという部分が大きいので、非常に見づらいところはあると思います。申し訳ございません。