たかくんの成長

たかくんの成長

大学X年生。学習記録や学生生活に関することを書きます。内容は間違っています。

ひとりSlackとA4ホワイトボードによる新しいノートの取り方の提唱

 

 

今までのノート論

 高校時代、自分はあまりノートを取らずに過ごしてきた。より正確に言えば、黒板を丸写しするようなノートはあまり取らないようにしていた。世の中には、ノートを取ることは良いことである、いやいやそれはまったくの間違いでただの時間の無駄である。などと様々な議論があるようだが(これはやや極端だが)、実は自分のこれには大層な理由はない。言うなれば、黒板を丸写しにすることによって先生の考え方、思考に100%従順になってしまうことへのささやかな反抗、という気持ちと、文字を書き写している最中にはどうやら思考力が激減しているようだという実感とが組み合わさっているように思う。

 では、大学生になってどうするようになったのかというと、実は最近までどういうスタイルで行くべきか暗中模索の状態だった。しかし、ついに自分にとって最もよいと思われるスタイルが見つかった。それがSlackとホワイトボードの併用である。

 

ひとりSlack

 Slackは、LINEのビジネスバージョンのようなものだ。LINEと大きく違うのは、ファイルの扱いの容易さや他のサービスとの連携のしやすさ、またスマートフォンやパソコンなどのデバイス間での連携がスムーズなこと、あたりだろうか。本来はビシネスシーンで使われるものを、ひとりSlackとして使っているので、そのメリットを最大限享受できてはいないと思う。しかし、コレが素晴らしく便利なのである。

 なぜひとりSlackなるものを始めたのかというと、「数学ガール」の作者である結城浩さんの、TwitterでのひとりSlackの活用ぶりを見てヒントを得たからである。結城さん、ありがとうございます。もちろん数学ガールも読みました。素晴らしい作品をありがとうございます。

 

ホワイトボードのメリット、デメリット

 普段使いのノートをホワイトボードで代用するには、問題がいくつかある。その中で最大のものはやはり、消したら、(永遠に)消えちゃうことだ。でも、逆にメリットもいくつかある。

 1つ目は、A4という限られたスペースであること。一見これはデメリットに見えるかもしれないが、スペースが限られている分、書き込む内容をしっかりと厳選、吟味することになる。つまり、それだけ授業の内容をしっかりと理解し、自分の頭で要約する能力が求められる。授業の内容を考える機会をより多く得ることができる。

 2つ目は、手で書くということ。もちろんデータの取り扱いという意味では直接ノートパソコンで文字を打ち込んでもいいだろう、むしろその方が都合がいい。けれど、物事の内容をしっかりと咀嚼して自分の中身にする、という目的ならば手書きの効率の良さは明らかだと思う。もちろん手で書くことで数式や図形を手軽に書けるというのも大きい。

 そして最後の3つ目は、書くのが楽しいということ。実はこの中で一番のメリットはこの3つ目だったりする。(あくまで自分にとっては、笑)ホワイトボードにきゅきゅっとマーカーでメモを取っていると、なにやらお絵かき気分になって楽しい。例えば数学の時間なんかに図形を描くのが全く苦じゃなくなる。むしろ書きまくっちゃうよ。

 

ひとりSlackとホワイトボードのコンビネーション

 じゃあここで、ホワイトボードとSlackを併用する事を考えよう。ホワイトボードをノートとして使う上でのデメリットはなんだっただろうか。そう、消したら消えてしまうこと、あとスペースが狭いこと。ん?だったらA4ホワイトボードが1枚綺麗に埋まるごとにパシャっとその写メを撮って、ひとりSlackにあげちゃえばいいんじゃない?ボクはそう思ったわけだ。

 

 そしてそれは(今の所)大成功。ホワイトボード(お絵かき帳)を使うことによって授業を受けるのが以前よりずっと楽しいものに、そして授業の内容もより以前より身につけられる。さらにひとりSlackにあげることで書いた内容が永遠に失われることがなくなった!なんて素晴らしいんだろう。

 

 Slackの側でも一工夫していて、Slackはワークスペースというものを自由に作ることが出来るんだけど、そのワークスペースを科目ごとに作ることで、科目別のノートも生み出すことができた(!)。そしてそれは、荷物も大きく減らすことにもつながる。持ち運ぶ必要があるのは、A4のホワイトボードと黒のマーカーだけ。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか。もしもノートの取り方に迷っている方がいらっしゃれば、参考にしていただければ幸いです。また、講義ノートを取るという目的だけではなく、ご自分の学習のためにも十分に活用できると思います。ホワイトボードでお絵かき、たのしいですよ。

 

iPadApple Pencilをバリバリ活用してノートを取っているという方も多くいらっしゃると思います。しかしながらこちらの方法も、手で書く実感、筆圧が感じられる。値段がホワイトボードとマーカー代だけでリーズナブルである、という理由から十分にメリットがあると思います。ぜひどうぞ)

 

 

 ちなみにホワイトボードとパソコンでの学習の相性はすこぶるいいですよ。↓

 

karia68.hatenablog.com